先日、大阪から東京に出てきてた高校以来の友人と激論を交わした。
もちろん酒を飲みながらだけど、喉が枯れるまで話をしたのは久しぶりだなー。
* * *
肝心の内容はというと、この先、スペシャリストとしてやっていくのか、それともジェネラリストとしてやっていくのか、ということ。
その友人はといえば、不動産系の中で最も難関といわれる資格試験に合格しており、この先はその資格を使って生計を立てていくことになる。
まあ平たく言えば、分野は違えど、我々は同じ道を歩んでいる。
しかし、考え方は少し違うようだ。
友人の理論では、資格を持っている時点で他人と差別化はできている。
どういう専門性でやっていくのかと聞いてみたら「不動産」という答えが返ってきた。
どうやら、不動産に関するいろいろな情報を集めて、様々なサービスを提供したい、というようなことを言っていた。
私はそれを聞いてて、「うーん、それは矛盾するのでは?」と思って議論に発展したわけだ。
だって、素人目にみても、「不動産」というのは、範囲が広すぎる。
果たして、個人や数人の事務所において、「専門が不動産」というのは成り立つのであろうか。
* * *
あくまで私の考えではあるが、士業(師業)で生きていくには専門性が何よりも重要だ。
士業でやっている時点で他人と差別化ができているとは思えない。
士業の中でもいかに自分の専門性をアピールするかが、自らを立てる戦略において非常に重要なことだと思う。
例えば、弁理士を探している人が誰かに弁理士を紹介してもらおうとした場合、その人は、単に「弁理士を紹介してください」とは言わないであろう。
おそらく、その人は、「○○に得意な弁理士を紹介してください」とか、「○○の中でも特に●●が得意な弁理士を紹介してください」というと思う。
それに対して、その人に弁理士を紹介する場合、資格を持っているだけでどこに強みがあるのかわからない人を紹介できるであろうか。
もし紹介するとしても、どのように紹介できるであろうか。
例えば、紹介するときに、「この人は電気も機械もITもできる、化学を専門とする弁理士です」といったとする。
これで果たして紹介を受けた人は納得するのであろうか。
もちろん、世の中には、なんでもござれのスーパーマンがいるかもしれない。
しかし、大半の人はそうではない。
私が紹介を受ける立場であったなら、やっぱり特定の分野に特化した人に相談にのってもらいたいと思う。
最後には友人も私の考えにある程度共鳴してくれたみたいだったので、私は友人に、というか自分に言い聞かせる意味でこんなことを言っておいた:
「木の幹となるような専門領域を決めた上で、その後で枝葉を広げていくようにしよう」
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